海の見えるテラスがあるお部屋

千葉県北西部と同県南部に位置する鋸南町で二拠点生活をスタートさせたF様。
DIYをしている鋸南町の拠点にお邪魔し、お話を伺いました。

田舎暮らし、二拠点生活の拠点として、鋸南町を選んだのはなぜですか?

ネットで空き家バンクを見ていて、この物件を見つけたからですね。できれば家に居ながら海が見えるところがいいなと思っていたので。

物件ベースで場所を決められたんですね。内房のこの辺りはどういう場所かご存じでしたか?

子供の頃から内房は慣れ親しんでいて、この辺りも通っていたんですよ。元々は岩井の海岸によく遊びに行っていて、夏になると一定期間滞在したりとか。自分の子供が小さい頃は毎年遊びに連れて来ていましたね。

ご自宅の他に拠点を持つことのメリットってなんですか?

メリットというか、休日の時間の使い方が全く変わりましたね。休みのたびに日曜大工的に家の気になるところを直してます。今はまだゆっくり住めるような感じじゃないですけど、少しづつ直していきながら自分の好きなように住めるようにしていきたいですね。

DIYは元々経験があったんですか?

家全体を本格的にやるのは初めてですね。なのでまず道具を調べるところから始めました。材料は加工が既にしてあるものだと高いので、比較的安く手に入るものを探して自分で加工して使ってます。屋根は大きな穴が空いていたので、屋根工事とトイレの改修は地元の工務店さんにお願いしたんですけど、そこから色んなご縁があって、DIYでわからないところを教えてもらったりもしました。

二拠点生活を始めていいことはありましたか?

物件を購入したときには川沿いも木や雑草がいっぱい生えていて景色もよくわからなかったんですけど刈り払ってみると富士山が真正面に見えてびっくりしましたね(笑)あとは保田はあったかくていいなぁって思います。同じ千葉でも2、3度違う気がするんです。ここが日当たりがいいっていうのもあって、まだ隙間風だらけみたいな状態なんですけど夜でも比較的あったかいんですよ。

昔から「鋸山を越えると肌着が一枚いらない」と言われるくらいですからね。逆に悪かったことは何かありましたか?

悪かったことって実はあんまりなくて…いろんな問題点はあったんですけど、三洋商事さんをはじめ皆さん親身になって聞いてくれるので、相談して解決していくという感じです。なのですごく助かってますね。

三洋商事はどこで知りましたか?

物件を見つけた入口が役所の空き家バンクで、三洋商事さんが空き家バンクの提携事業者だったのでそこで知り合いました。古い建物で台風の被害も受けていましたので最初は「本当に買って大丈夫ですか?」「大変ですよ?」とちょっと脅かされましたが(笑)すごく親切にしてくれました。

憧れの古民家を買っても色んなギャップで挫折してしまう方もいますからね…担当者の印象はいかがでしたか?

都合が悪いことでも買主の立場に立って色んなことをちゃんとレクチャーしてくれて、気をつけるべきこととか、彼女なりに心配なこととかをきちっと伝えてくれるのがすごく助かりました。

ずばり購入の決め手になったのはなんですか?

色々改修しなければいけないところが多い物件だったんですけど、三洋商事さんがどこを直したらいくらかかるかっていうのを速やかに出してくれたんですね。その時に工務店さんも来て色々教えてくれて、「この人達がいれば大丈夫かな」という安心感が持てたのが大きかったと思います。

これから移住や二拠点生活、物件購入を考えている方へ何かアドバイスはありますか?

そんな偉そうなことは言えないですけど、やっぱりまず情報を得ることが大事だと思いますね。地元の人達とよく話をして、アドバイスをいただいたり。古い家を買うのであれば色んな問題点も出てくると思うので、そういったことをちゃんと教えてくれたり指導してくれるような業者さんとお付き合いをしていくと、先が見えて計画的に楽しくやっていけるんじゃないかなぁとすごく思います。


仲介担当者のコメント

海の見える土地や売り家をお探しのお客様はとても多いのですが、目の前に海を臨むような物件が市場に出てくること自体が少なく、町内の他の地域に比べて土地の値段も数倍に跳ね上がります。F様にご購入頂いた建物は台風の被害と長期間放置されたことで荒れ放題の状況で屋根や室内の至る所にかなりの損傷が見受けられました。
当初この建物の売主様からは別の建物の売却のご相談を頂いており、こちらの物件は売却を諦めて取り壊しをする予定と伺っていたのですが、二階に上がると目の前に富士山が見えてすぐ前の川で水浴びをする野鳥の様子がなんともほのぼのとしたすばらしい環境の物件だと気が付いて売主様に取り壊しを取りやめて売却されることをおすすめしました。
ただ、屋根の修理や風呂・トイレ・電気など設備関係の工事など修繕にはかなり費用がかかること、借地なので毎月の地代がかかることなどマイナス要素もありましたので、まずは私が現況をよく調査をし、買い主様に説明し完全に納得して頂いたうえで契約をして頂こうと努めました。
古くダメージのある物件ですが、低価格の物件をご自身で修繕・リフォームしたいとお考えのF様には条件のマッチした物件だったようで今では建物も見違えるようにきれいになり、仲介を担当させて頂いた私もとても嬉しく思っています。